海と男性

双極性障害はとっても厄介|精神科で治せる妙なテンション

うつ病と間違えやすい

看護師

うつ病との違い

うつ病とは、心の風邪とも呼ばれている心の病気で、主に心療内科で治療を行います。うつ病の代表的な症状としては落ち込む症状があり、長期間にわたって症状が現れる方が多く、仕事や家庭内など私生活にも影響を与えることが多いのが特徴です。一方、うつ病と症状が似ている病気に双極性障害があり、こちらも落ち込む症状はうつ病と同じですが、しばらく落ち込んだ後にいつも以上にテンションが高い症状を見せることが多く、落ち込む期間が長いと、うつ病と間違われますし、テンションが高い状態を症状が改善したと勘違いする方もいるので注意が必要です。このように、症状が異なるうつ病と双極性障害ですが、治療方法も異なっており、使用する薬も異なります。まず、うつ病はうつ症状を改善させることが治療目的となっており、使用する薬には抗うつ薬が用いられますが、双極性障害は落ち込む症状とテンションの高い症状を繰り返すため、繰り返す波を小さくすることが目的とされており、治療薬としては気分安定薬や抗精神病薬が用いられます。このように、うつ病と双極性障害では治療薬が異なっており、双極性障害であるのにうつ病の治療薬を誤って使用すると、症状が重くなる可能性もあるので注意が必要となります。

誤診の少ない検査方法

うつ病と双極性障害の診断は、心療内科の医師による問診で判断されていましたが、双極性障害の診断は経験が豊富な医師でも難しいため、誤診は多いままでした。そのため、このような誤診を減らす方法として近年人気を集めているのが光トポグラフィーを用いた検査方法で、近赤外線を頭に照射することで前頭葉の血流パターンをグラフ化する検査方法です。血流パターンを参照することで、健常者とうつ病患者、双極性障害の患者の判断をつけることが可能で、これにより誤診は大幅に減少し、薬の誤った処方も減少しました。光トポグラフィー検査は2014年より健康保険が適用されたため、病院によっては低価格で検査を受けることが可能ですが、現在も全額自己負担で行う病院もあります。病院によって保険適用が異なる理由としては、保険診療が可能な医療機関として国から認められる必要があるためで、健康保険が適用される前から検査機器を導入しているような大きな病院ほど適用される可能性は高いと言えます。ただし大規模な病院の場合、すぐには検査を受けることができなかったり、診察の予約をいれることができない場合もあるので注意が必要です。最近では、小さな病院でも保険診療による光トポグラフィー検査が可能な病院も増加しているので、事前に可能か確認しましょう。